世羅町|外壁のひび割れと水まわりの不安を解消した外部改修・外壁塗装工事
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- 12 分前
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日山塗装の訪問営業をきっかけに、住まいについてご相談をいただきました。外壁のひび割れやモルタルの剥がれ、浴室まわりからの水の回り込みに加え、外壁の汚れやカビなど、建物外部の傷みが気になっておられたため、現地調査を行い、建物の状態を一つひとつ丁寧に確認しました。原因を見極めたうえで、必要な補修・改修をご提案し、外壁塗装まで一貫して施工しています。

大きくひび割れています。
外壁は常に、自然環境や建物の動きの影響を受けています。そのため、年数の経過とともにひび割れが生じることがあります。
まず大きな要因のひとつが、建物の動きです。地震や交通振動、建物のわずかな揺れにより、外壁には繰り返し力が加わります。特にモルタル外壁は硬い反面、動きに追従しにくいため、力が集中するとひび割れが発生しやすくなります。
次に、経年劣化も大きな要因です。紫外線や雨風の影響を長年受け続けることで、外壁材や塗膜が劣化し、防水性が低下します。その結果、水分が内部に入りやすくなり、乾燥と吸水を繰り返すことでひび割れにつながります。
また、温度変化による膨張・収縮も影響します。夏と冬、昼と夜の温度差によって外壁材は伸び縮みを繰り返し、その負担がひび割れとして現れることがあります。
さらに、施工時の条件や下地の状態も関係します。下地処理が不十分な場合や、建物の構造上動きやすい部分では、ひび割れが発生しやすくなります。
このように外壁のひび割れは、ひとつの原因だけでなく、複数の要因が重なって起こるものです。そのため日山塗装では、ひび割れの大きさや状態を見極め、適切な補修方法を選んだうえで塗装工事を行っています。

傷んでいます。
モルタル補修しました。

外壁の剥がれの原因と対策について
浴室の出窓部分から浴室の水が回り、外壁内部へ浸透していたことが確認されました。その影響で外壁に水分が含まれ、塗膜が剥がれている状態でした。
お客様ご自身で塗装をされた箇所もありましたが、水が回る原因が改善されていない状態では、塗装をしても再び剥がれてしまいます。これは塗料の問題ではなく、外壁内部に水分が入り続けていることが主な要因です。
そこで日山塗装では、表面だけを直すのではなく、浴室出窓まわりの納まりや防水状況を確認し、根本的な原因を改善したうえで、外壁に水が回らないようにするご提案をいたしました。
原因を断たずに塗装を行っても長持ちしないため、建物の状態に合わせた適切な対策を行うことを大切にしています。

浴室出窓まわりの確認と対策について
浴室内部を確認させていただいたところ、出窓のサッシ部分から浴室の水が外壁側へ回っている状態でした。そのため今回は、原因となっていた窓を撤去し、新しい窓へ交換することで、外壁へ水が回らないように改善しました。
また、浴室内のコーキングの劣化も水漏れの原因になることがあります。コーキングは経年とともに硬化や剥がれが生じるため、定期的に状態を確認し、剥がれや隙間が見られた場合は早めに打ち替えることをおすすめしています。
外壁だけでなく、室内側の状態もあわせて確認し、建物に水が回らない環境を整えることが、外壁を長持ちさせるために大切です。

窓の交換後、窓まわりや、これまで水が回って傷んでいた外壁部分について、モルタル補修を行いました。劣化していた箇所をしっかりと補修し、下地を整えることで、次の塗装工程が長持ちする状態を作っています。
表面だけを整えるのではなく、傷みの原因に対応した補修を行うことで、外壁の耐久性向上につなげています。

外部の傷んだ箇所の改善や各種補修を行い、いよいよ塗装工事に入ります。まずは外壁に付着した汚れを、高圧洗浄できれいに洗い流していきます。
長年の汚れだけでなく、赤カビや黒カビなども丁寧に除去し、外壁表面を清潔な状態に整えます。高圧洗浄でしっかりと汚れを落とすことで、塗料の密着性が高まり、仕上がりの美しさと耐久性の向上につながります。
塗装を長持ちさせるために欠かせない、大切な下準備の工程です。

高圧洗浄で外壁の汚れをしっかりと洗い流した後、養生作業を行いました。塗装工事中も、温水器・エアコン・換気扇などを通常どおりご使用いただけるよう、使用状況に配慮した養生を行っています。
生活に支障が出ないよう工夫しながら作業を進めますので、工事期間中も安心して普段どおりお過ごしいただけます。

外壁のひび割れは、状態や大きさに応じて補修方法を使い分けています。大きなひび割れについては、左官によるモルタル補修を行い、強度を回復させます。小さなひび割れは、動きに追従できるようコーキング材で補修します。
さらに、目立たない細かなひび割れについては、**アンダーフィーラー(下地調整材)**を塗布し、表面を覆いながら均一に整えていきます。このようにひび割れの状態に合わせて適切な補修を行うことで、塗装後のひび割れ再発を抑え、仕上がりと耐久性の向上につなげています。

お客様より、玄関のタイルが昔風で気になっているとのご要望をいただき、塗装を行うことになりました。タイルの上にそのまま塗装をすると、塗料が密着しにくく、剥がれの原因になるため、塗装前の下地づくりが重要になります。
そこでまず、タイル表面にカチオンセメントを吹き付けし、塗料がしっかり密着するための下地を形成しました。この工程を行うことで、タイル面との接着性が高まり、仕上げ塗装の耐久性を確保することができます。
見た目の仕上がりだけでなく、長くきれいな状態を保つため、下地処理から丁寧に施工を行っています。

モルタル外壁には、下塗りとして**アンダーフィーラー(下地調整材)**を塗布しています。アンダーフィーラーは、細かなひび割れや表面の凹凸を整え、塗料の吸い込みを均一にする役割があります。 この工程を丁寧に行うことで、上塗り塗料がしっかり密着し、色ムラのない美しい仕上がりと、塗膜の耐久性向上につながります。

写真の白く見えている部分が、外壁にアンダーフィーラー(下地調整材)を塗布した箇所です。既存の外壁は、以前に骨材入りのリシン吹付け塗装が施されていましたが、経年劣化により表面の骨材が剥がれ落ち、壁肌がまばらな状態になっていました。
そのため今回は、アンダーフィーラーをマスチックローラーで塗布し、山模様をつけながら下地を整え、壁肌を均一に調整しています。この工程により、表面の状態が安定し、次の工程である中塗り・上塗り塗装がしっかりと密着する下地を作ることができます。
中塗りには、SK化研のプレミアムシリコン塗料を使用しています。色は、お施主様にカラーシミュレーションや見本板をご確認いただいたうえでお選びいただいた、落ち着いたグレー系を採用しました。仕上がりの美しさと耐久性の両立を意識し、一工程ずつ丁寧に施工を進めています。

外壁の仕上げ塗装を行っています(SK化研プレミアムシリコン)。この工程では、下地や中塗りの色をしっかり覆い、仕上げ色を安定させることが重要になります。
1回目の仕上げ塗装では、仕上げ色を壁全体に行き渡らせますが、塗膜の厚みや表面の状態にはわずかな差が生じることがあります。そのままでは、光の当たり方や見る角度によって、下の色がうっすらと感じられる場合があります。
同じ仕上げ塗料を重ねて塗装することで、塗膜の厚みを均一に整え、下地や下色が透けない、ムラのない仕上がりに仕上げていきます。また、塗膜に必要な厚みを確保することで、塗料本来の耐候性・防水性・耐久性が十分に発揮され、紫外線や雨風から外壁を長期間保護することができます。

雨樋を塗装しています。
波ポリカ張り替え工事

日山塗装では、外壁塗装工事に伴い、波ポリカ屋根の取り外しが必要になる場合があります。特に、軒裏や波ポリカに接している壁を塗装する際には、一度波ポリカを撤去し、塗装を行います。
そのような場合には、波ポリカの取り外しから、塗装後の新しい波ポリカへの張り替えまで、日山塗装で一貫して対応しております。塗装工事とあわせて行うことで工程に無駄がなく、細部まできれいに仕上げることができます。(既存の波ポリカを撤去したところです)

新しい波板を取り付けています。

波ポリカ取り付け完了です。

竪樋がない状態でしたので、取付けいたしました。
基礎、雨樋、庇、水切り、出窓下部分の塗装

基礎の塗装・・・ケンエースⅡを塗っています。基礎は地面に接しており、湿気を受けたり、雨水の跳ね返りなど汚れやすい部分です。こちらは外壁の塗料とは違う。透湿性湿気を逃しやすいを使用しています

庇の上の塗装(ケレン、錆止め後、上塗りを塗っています)。

付帯部塗装・最終確認作業について
ベランダの笠木やブリキ部分の塗装を行いました。また、波ポリカ上の軒部分もきれいに塗装できています。
工事はいよいよ最終段階に入り、職人全員で塗り残しがないか、塗料がサッシなどに付着していないかを細かく確認し、あわせて清掃作業を行っていきます。
最後まで丁寧に確認を重ね、気持ちよくお引き渡しできるよう仕上げていきます。
施工後

太陽光パネルの配線や配管についても、お客様からのご要望やご相談のうえ、塗装を行っています。配線・配管はプラスチック素材のものが多く、経年によりどうしても変色や色あせが起こりやすい部分です。
そこで外壁塗装とあわせて、壁の色に合わせて塗装することで、外観全体に統一感が生まれ、すっきりとした美しい見栄えになります。細かな部分まで整えることで、建物全体の印象がより良くなります。
ご希望や気になる点があれば、付帯部分についてもお気軽にご相談ください。

窓交換・格子取付・補修塗装の仕上がりについて
こちらは、大工が窓の交換と格子の取り付けを行い、その後、左官によるモルタル補修を施し、塗装まで仕上げた箇所です。各工程を連携して行うことで、細部まで整った、とても美しい仕上がりとなりました。
お風呂外まわりの外壁もすっきりときれいになり、お客様にも大変喜んでいただけました。
外壁だけでなく、付帯部分まで含めて整えることで、建物全体の印象が大きく変わります。

庇の欠けていた部分もモルタル補修をして塗装をしたことで美しく蘇りました。

倉庫内の外壁の塗装をいたしました

工事が無事に完了しました。玄関のタイル部分も外壁と同じ色で塗装し、全体がすっきりとまとまった、モダンな仕上がりになりました。
長年、お風呂まわりの外壁やモルタルの剥がれなど、「直さないといけない」「外壁塗装をしないといけない」と思いながらも、なかなかタイミングがつかめずにいらっしゃったとのことでした。
そんな中で、「日山塗装さんにならお願いしてもいいかな」と踏み切る決心をしていただき、ご縁をいただけたことを大変うれしく思っております。仕上がりをご覧になり「きれいになった」とご満足いただけたことは、私たちにとって何よりの励みです。
家が傷んでいると、気づかないうちにその部分が目に入り、知らず知らずのうちに不安や気がかりを抱えてしまうものです。それが改善されることで、その心配がなくなり、気持ちまで明るくなります。
塗装工事をさせていただいたお客様からは、「外に出て家を眺めるのが楽しくなった」「自分の家が、前よりもっと好きになった」「掃除が楽しくなった」「壁の近くに物を置かなくなった」など、前向きなお声をたくさんいただいています。
日山塗装では、塗装工事後のメンテナンスも誠実に行い、ご不安なことやお気づきの点があれば、いつでもご相談いただける関係づくりを大切にしています。一軒一軒のお宅と向き合い、建物を長く持続させ、お客様の暮らしの質を高める塗装をコンセプトに、これからも日々邁進してまいります。
この度は誠にありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。





